涅槃会
2月15日はお釈迦さまがお亡くなりになった日。お寺では、お釈迦さまを偲び、お勤めをいたしました。
お釈迦さまは、ご自身の死期をさとられ、アーナンダに(沙羅の樹の間に床を用意しておくれ)と頼まれます。お釈迦さまは、頭を北に向け、右脇腹を下にして、足を重ねて横になられました。この時に、沙羅の樹は、時ならぬ花を咲かせたのだそうです。沙羅の花が、お釈迦さまの体に降りかかり、降り注ぎ、散り注いだ、と記されています。
沙羅双樹の花の色 とは、どのような色なのでしょう。インドの沙羅の樹は、紅や乳白色の花をつけます。お釈迦さまに降り注いだのは、紅い花だったのかもしれません。 (沙羅の樹二本が一対となって、沙羅双樹と呼ばれます)