曹洞宗撃鼓山
法輪寺
〒646-0033
和歌山県
田辺市新屋敷町85-1
TEL:0739-22-1673
FAX:0739-24-5200

法輪寺 滝内分院
〒646-0015
和歌山県
田辺市たきない町4-36

法 輪 寺





当山の「山号」と「寺号」の由来
当山は撃鼓山(ぎゃっくざん)と号しその由来するところは、法華経の如来寿量品偈(宗内全寺院が朝課の最後に檀信徒の先祖供養と三界萬霊(全ての精霊)などの回向にお勤めしている御経)の中にあって、佛の御徳は常にりょうじゅう山(お釈迦様が教えを広めた山)にあり大火が焼き尽くす時でも天人が常に充満してこの地が安穏でありその林の園には諸堂楼閣が立ち並び種々の宝で晴れやかに飾られ、宝の樹木が繁り多くの花々が咲き様々な果実が実っており衆生が遊び楽しみ、諸々の天人が天鼓を艶やかに奏でて曼荼羅の華が雨と振り注いで佛と大衆が集い楽しむ所をさしています。亦、当山は法輪寺と称し(法輪)とはお釈迦様の尊い法の輪が転じ広められている事を示しています。つまり当寺は、得がたい山号と寺号を持ち更に諸佛に守られた道場でもあります。



当山 開山堂(祠堂殿)
当山の開山堂(両脇に檀信徒様のお位牌を奉安させて頂いております。)御正面は、高祖道元禅師、太祖瑩山禅師、御開山、歴住大和尚、御開基大須家並びに牧野家の先祖累代御尊霊、,徳川家先祖累代御尊霊など当山と縁が深い方々のお位牌を奉安し、ご供養させて頂いております。



西国三十三所霊場
中央に千手千眼観世音菩薩を安置し、左右に三十三観音をお祀りしたお堂です。西国三十三所霊場として、広く信仰を集めております。
日本語では「十一面千手観音」、「千手千眼(せんげん)観音」「十一面千手千眼観音」、「千手千臂(せんぴ)観音)」など様々な呼び方がある。「千手千眼」の名は、千本の手のそれぞれの掌に一眼をもつとされることから来ている。千本の手は、どのような衆生をも漏らさず救済しようとする、観音の慈悲と力の広大さを表している。観音菩薩が千の手を得た謂われとして、伽梵達摩訳『千手千眼觀世音菩薩廣大圓滿無礙大悲心陀羅尼經』がある。この経の中に置かれた大悲心陀羅尼は現在でも中国や日本の天台宗、禅宗寺院で読誦されている。六観音の一尊としては、六道のうち餓鬼道を摂化するという。また地獄の苦悩を済度するともいい、一切衆生を済度するに、無礙の大用あることを表して諸願成就・産生平穏を司るという。 千手観音の尊名は、前述の通り様々な呼び方がある。千手観音像の中には十一面ではなく二十七面につくる像もあり、必ずしも「十一面千手千眼観音」が正しいとは言いきれない。日本の文化財保護法による国宝、重要文化財の指定名称は「千手観音」に統一されている。 密教の曼荼羅では観音像は「蓮華部」に分類されている。千手観音を「蓮華王」とも称するのは観音の王であるとの意味で、蓮華王院(京都の三十三間堂の正式名称)の名はこれに由来する。





五百羅漢・祈願佛のご案内
当山では施主家のご希望に応じて、五百羅漢の祈願佛の受け付けをさせて頂いております。
また、信心功徳の施主家の家内安全、心願成就、開運満足等々、戒名の挿入等を以て、日々の勤行にてご祈願させて頂いております。ご希望の方は、当山までお問合せ下さい。



毘沙門天

本尊 観世音菩薩

地蔵菩薩
当山は本堂に聖観世音菩薩を本尊とし脇仏に地蔵菩薩と毘沙門天を奉安しており安阿弥の作と伝えられています。内陣には、雲中供養菩薩十四体が祀られており諸堂に大日如来、薬師如来、重宝白衣観世音菩薩、十六羅漢、五百羅漢が奉安されております。 


中国曹洞宗初祖 菩提達磨大和尚

招宝七郎大権修理菩薩


釈迦三尊

東方薬師瑠璃光如来

   
田辺市重要文化財

墓地内には”紀伊 和歌山藩 重臣 牧野兵庫頭長虎”の五輪塔があります。また、堂内には南方熊楠翁が研究された文化財指定の「黄檗版 一切経」が所蔵されております。
当山開基
鷄足院殿傅誉法輪大居士供養塔


当寺は(鷄足院)とも称しております。この(鷄足)は釈尊第一の弟子(摩訶迦葉尊者)が釈尊の教えの法輪を転じ広めた山が(鷄足山)であります。当寺の開基(大須賀五郎左衛門胤高公の没後)法号を鷄足院殿傅誉法輪大居士とし採られております。



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